運転席増設ドアスイッチキット
40型ヴェルファイアのZ-Premierでは、運転席側スライドドアの操作スイッチが、
オーバヘッドコンソール部に設置されているのみで、手元にはありません。
エグゼクティブラウンジであれば、パワーウィンドウスイッチの前方に、
セカンドシートをニュートラルポジションへ戻すスイッチとともに、
スライドドア開閉用のスイッチが設けられているのですが…
この、エグゼクティブラウンジでは操作スイッチが設けられている部分は、
Z-Premierではメクラカバーがされており、
この部分にスライドドア他のスイッチを増設するキットが各種販売されているので、
購入して取り付けました。
スライドドアの開閉が可能な2ボタンのものがあれば、それで目的に合致するのですが、
最低でもリアゲートの開閉が付いた4ボタンのものしか存在しておらず(正直なところ、リアゲートを手元での開閉は不要)、
いろいろと調べたところ、40ヴェルファイア用のLEDスライドドアランプを購入したメーカから、
ルームランプの点灯も可能な、こちらの商品の存在を知り、選択しました。
Amazonで注文したところ、このような無地の箱に入った商品が届きました
左側最上段のスイッチがルームランプコントロール用のスイッチです
レビューコメントの中には、このスイッチがCLOSE/OPEN表記となっているというものがありましたが、
改善されたようで、表記に問題はありませんでした。
取り付け作業は、2点を除き、とても簡単で特殊な工具や養生も不要なものでした。
まず、パワーウィンドウ前方のスイッチかバーブですが、ドアを開けた状態で、
上側から手前に引き上げるだけで、カバー(二分割されている)が取り外せました
続いてパワーウィンドウスイッチパネル本体ですが、下写真の通りツメで固定されているのみなので、上方へ引き上げるだけで取り外せます。
パワーウィンドウスイッチパネル周りは合皮でカバーされているので、下手に内装はがしでコジらせて取り外すよりは、
素直に指の力で引き抜いた方が傷の心配など無いと思われます。
増設スイッチパネルと付属のケーブルを接続します
写真を見るとわかるとおり、車両からこのスイッチパネルへは電源が供給されているのみで、スライドドア開閉他、車両操作のための信号は、
このあとオーバヘッドコンソール部に取り付ける、リモコン受信部が受け持っているようです。
付属のケーブルを接続したら、外したパネルを元通りに組み付け直していきます。
付属のケーブルなのですが、Y字ケーブルとなっておりパワーウィンドウスイッチのコネクターを、さらに引き出せるようになっております。
当然引き出す必要も無く用途も不明なのですが、しっかりとカバーはされており、ショート等の心配は無いように配慮がされていました。
ドアスイッチ周り周り作業完了
スイッチベースの仕上げが純正の樹脂(無塗装)が、梨地(つや消し)になっているのと比べると、
若干光沢があり、スイッチの触感もパワーウィンドウスイッチと比べると、質感が低く感じましたが、
利便性と価格を天秤に化掛けると、十分許容範囲と考えます。
なお、増設スイッチパネルの上方はツメの嵌合が若干弱いような気がします。
ただし、今のところスイッチパネルが浮いて外れてくることはありません。
さて、続いてオーバーヘッドコンソール部の作業なのですが、
ここが2つある、難点の1つ目
”オーバヘッドコンソールを外すのが大変!!”
内装はがしで取り外すにしても、周りの天井ライナーが柔らかいので、内装はがしでコジリ回すと、
内装に傷が付いてしまいそう…
下記に取り外したオーバヘッドコンソールの写真を添付しましたが、オーバヘッドコンソールは、黄色いツメで4カ所、
ルーフ部でかみ合っているだけなので、下方向に水平に引き下ろすと外すことが出来ます。
ただし、振動等で落下しないように、この黄色いツメは強く天井と嵌合しているので、
かなり強い力で下方向に引き抜く必要があります。
さらに、オーバヘッドコンソール本体後方にもツメがあるので、下方向に引き抜いたあと、
手前にぶら下げるような形で引き抜くことになります
さらに、最大の難関?
このオーバヘッドコンソールのコネクタが超絶取り外ししにくい!!!
真ん中のロックピンを押せば取りはずせる構造になっているのですが、コネクタのピンの数が多いせいか、
ロックピンを押しても中々取り外せない…(汗)
真ん中のロックピンを指で押しながら、左右のコネクタの凹凸部に、内装剥がしを引っかけて、
少しこじると、結構簡単に取り外せたのですが、何も準備していないと、コネクタが外れた瞬間、オーバヘッドコンソールが落下しますので、
落下防止対策をしてから、取り外し作業を行うようにしてください。
続いて、オーバヘッドコンソールへ取り付ける部品の配線作業を行います
付属のケーブルと、リモコン信号受信部を取り付けます。
こちらのケーブルもパワーウィンドウスイッチ部の分岐ケーブルと同様Y字ケーブルとなっております。
リモコン信号受信部は、音対策のため付属のスポンジをを貼り付けて、オーバヘッドコンソール後ろ側の隙間へ配置します
後は、オーバヘッドコンソールと、付属の分岐ケーブルを取り付け、
元通り天井へ取り付け直せば、作業は完了です。
使用感ですが、リモコン操作なので1テンポの遅れはあるのかもしれませんが、
手元でスライドドアの開閉が可能なことや、ルームランプの操作が可能なことには、とてつもなく利便性を感じています。
正直なところ、なぜ純正でこの位置に操作パネルを設置していないのか?(エグゼクティブラウンジ限定装備なのか?)
と、疑問に感じております。